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『ホーンテッドマンション』のリメイクと2006年版『犬神家の一族』に見るリメイクの意義とは?

はっきり言って、リメイクもリブートもそんなに違いが無い、と僕は思っています。
元の作品を、その時代に合った形で作り直すのがリメイク。
元の作品をベースに違う世界観で作るのがリブート。

だから、『荒野の七人』は『七人の侍』のリメイクじゃなくてリブート、と言うことになる…。(なるほど)
主人公を女性に変えた『ゴーストバスターズ』は、世界観が同じだからリメイク……。
じゃぁ、『ターミネーター:新起動ジェニシス』はリブートで、『ターミネーター:ニュー・フェイト』は『T2』の続編……?
じゃぁ『バットマン』は一体どれがリメイクでどれがリブート?
ああ、もう分からん!

https://youtu.be/gartMjonTXc

(予告編は一番下にあります。)

さて、本題に入ろう。
2023年9月、ディズニーのアトラクションで、2003年に映画化された作品、『ホーンテッドマンション』がリメイクされ、全米で2023年7月28日公開される事が分かりました。
ストーリーを読む限り、登場人物を変えたリメイクには間違いないようです。
最初の作品は、2003年にエディ・マーフィーが主演したコメディ調のホラーでした。
家族と一緒に見るには、ちょうど良い感じの作品。
怖いけど笑える、笑えるけどちょっと怖い、と言うバランスの良い仕上がりでした。

今度の作品は、設定が少し違って、シングルマザーが格安で豪華な屋敷を買ったところから始まる。
しかし、そこには999のゴーストがいて(この設定は鉄板)、彼女らを苦しめるが、集められた心霊のエキスパート達を頼りに、屋敷の謎を解明しようとするが……。

あれから20年、またどうして、ここへ来て、リメイクされたんでしょうかね?
2003年版も、20年前とは言え、それほどCGが見劣りする、CGが作品の質を落としている、とは今見ても感じません。(去年見直しましたけど…→イラスト付き姉妹サイトで詳しく見る【ココをクリック】)

一言で言うと、ハリウッドのネタ切れに尽きるのでしょうか?ハリウッドは現在リメイクと、アメコミ映画の続編に次ぐ続編で何とか息をしている状態。

CGを多用した絵作り中心の薄っぺらい作品では、マーチン・スコセッシが嘆くのも理解できる……。
まあ、アメコミの実写版は別として、最近、リメイクに対する考え方が変わって来ました。
その理由は、2006年に『犬神家の一族』をセルフ・リメイクした、市川崑監督の言葉を思い出したからです。


何故、もう一度この作品を作り直したのか? と言う質問に、「今ならもう少し上手に撮れるかな、と思った」と言う発言を聞きました。(メイキングか何か特典映像で。ただし、パンフレットでは真逆の答えが掲載されています。理由は不明…)
この言葉がよぎった時、ひょっとして、ハリウッドのスタッフも、与えられた企画(リメイクと言う状況下)で、もっと質の高い映画を作ると言う、そんな映画人としての気質があるんじゃ無いかと、そう思ったんです。
先に記した、2016年にリメイク公開された『ゴーストバスターズ』は、意外なほどよく出来ていて、何より面白かった。
『ザ・バットマン』はリブートながら、ハリウッドの本気を見る様な、すごい作品だった。(こちらも姉妹サイトで見所を解説してます【ここをクリック】)
明らか、作品自体の質は、脚本を含めて高かった。
そう考えた時、ハリウッドの中にも、まだフロンティア精神を持っている映画人がいるのでは。
そしてリメイクは、決してダメな作品を量産するものではなく、より質の高い作品を観客に提供しようとするハリウッドの良心なのかも、そう考える様になって来ました。

お前はまだまだ甘ちゃんだな、そう言われるかも知れません。
しかし、ハリウッドの全てを否定しても、映画界に何の徳もありません。
一映画ファンとしては、黄金期の再来を、勝手に望んでもいいですよね?

このリメイク版『ホーンテッドマンション』、自身の目で確かめます?
日本公開日は9月1日(金)です。

予告編です。(↓)


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