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『エイリアン:ロムルス』リブートかリメイクか、それとも焼き直しか?

『エイリアン:ロムルス』は何を目指したのか?

どーも、ロッカリアです。
コメントを、あちらこちらのサイトで読み、少し驚きました。
と言うのも、結構評価が良かったからです。
今日は、そんな人の気分を悪くするかも知れませんが、僕が感じたままを記したいと思います。
批判的な文章はあまり書きたく無いのですが、僕は『エイリアン』シリーズが好きで、その反動があると理解して頂き、付き合ってみるかと言う人はこのまま、批判的な記事は読みたく無いと、思う人は、以下の記事を無視して、タブの❌を押して下さいね。
これはあくまで、僕一個人のレビューです。

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映画『エイリアン:ロムルス』が公開されると聞いたとき、僕は劇場で観ようと思ったほど、非常に期待しました。
リーズ1作目と2作目の間を補完する物語という触れ込みは、フランチャイズのファン(エイリアン繋がりのファン)にとって興味深いものでした。
1979年のリドリー・スコット監督作『エイリアン』と、1986年のジェームズ・キャメロン監督作『エイリアン2』は、それぞれが独自の魅力とアプローチを持つ傑作です。
その間をつなぐ物語であれば、シリーズ全体の世界観がさらに深まるだろうと期待せざるを得ませんでした。
しかし、実際に観てみると、その期待は残念ながら裏切られました。

『エイリアン:ロムルス』は、シンプルに言えば「1作目の再構築」に過ぎないんじゃないかと、感じました。

リブート、いやリメイクみたいに感じる訳

孤立した空間で未知の恐怖と向き合うという基本的なプロットはそのままに、登場人物や設定に少し手を加えただけのように見えます。
もちろん、現代の技術を駆使した映像美やテンポの良い編集には目を見張るものがありました。
しかし、これだけの予算と才能を集めて作られた映画が、オリジナルから何を新しく提示したのかと言われると、答えに窮してしまいます。

新しい視点の欠如

『ロムルス』を観て感じたのは、「新しい視点が欠けている」と言う事です。
『エイリアン』1作目は、密室でのサバイバルホラーというジャンルを映画史に刻み、『エイリアン2』は戦闘アクションを軸にしながらもキャラクターの成長や母性をテーマに描きました。
それぞれの映画が、ただ恐怖を描くだけではなく、物語に深みを与える要素を含んでいました。

一方、『ロムルス』はそのどちらにも寄り切れず、結果として単なる焼き直しのような印象を受けます。
オリジナルのエイリアンが持つ「未知なる存在への恐怖」や「人間のエゴと科学の暴走」といったテーマが掘り下げられることもなく、ただテンプレートとしての「恐怖」を繰り返しただけのように感じます。

リブートと焼き直しの違い

リブートと焼き直しの違いは何か、と考えさせられました。
リブート作品には、新しい時代に合わせてオリジナルの要素を再解釈し、新たな意味や価値を付け加えるという使命があるはずです。
たとえば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、シリーズのリブートとして過去作のエッセンスを引き継ぎながら、全く新しい映像体験を提示しました。

一方で『ロムルス』は、オリジナルのフォーマットを単に「今風」に焼き直しただけで、その過程で失ったものが多かったように思います。
新しいキャラクターも印象に残るほど深く描かれることはなく、物語全体の進行もどこか既視感の連続でした。

『エイリアン:ロムルス』は、シリーズのファンとして楽しめる部分もありましたが、1作目や2作目が築いた革新性には及ばなかったと思います。
ただ過去をなぞるのではなく、新しい解釈やテーマを見せてほしかった。そう感じたのが正直なところです。

あなたは『エイリアン:ロムルス』をどのように感じたでしょうか……。

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