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映画【金田一耕助シリーズ】の原作を、オリジナル・カバー(イラスト)で集める!

それは『犬神家の一族』から始まった

『犬神家の一族』を皮切りに、文庫と映画のコラボレーションを見事に成功させた角川書店。
その功績は、後の映画界や出版業界に多大な影響をもたらしました。

どーも、ロッカリアです。
皆さんは、東宝映画の「金田一耕助シリーズ」作品はお好きでしょうか?
石坂浩二主演、市川崑監督の、あの5作品です。
逆に嫌いだ、と言う意見をあまり聞いた事が無いので、冷静に見て、このシリーズは、多くの人に受け入れられていると思います。
僕は、熱狂的なファン、だと自負しています。

「横溝正史ブーム」なるものが巻き起こった1970年代後半、僕は、角川書店の戦略にまんまと引っ掛かり、かなりの文庫を買い、読み漁りました。
ところが、時は過ぎ、何度かの引っ越しを繰り返した末に、読書家としてはあり得ない、多くの書籍を処分した過去を持つ犯罪者です。
横溝正史シリーズも、その中に入っていました。(トホホ…)
何でそんな事をしたのか、今考えればバカな行動ですが、家が狭いうえに、家庭を持ち、フィギュア、レコードやCD、DVD(当時はビデオも)コレクションしていたので、止むを得ない選択だったのかも知れません。(←他人事…)

そんな事情でしたが、自分が映画ブログでイラストを描くようになると、俄然、イラストにも興味が湧いてきます。
そして、ある時、『女王蜂』を観た時、この原作本の存在を思い出しました。
1970年代に買って、現在唯一持っている原作本です。

文庫の帯が、当時を物語っていますよね。
この時点でも、横溝正史の本は、どこの書店でもフツーに買えましたが、すでに、この表紙のイラストではありませんでした。
ある時、同年代のブログの友の話によると、「私はオリジナルの本を結構持ってるよ」と言うコメントを読み、羨ましく感じました。

何とか手にはいらないかなと思い、あれこれ古本なども調べましたが、数が少ない上に程度も悪い。
とても購入する気持ちにはなりませんでした。

そんな時、表紙のイラストを描いた杉本一文(いちぶん)氏の画集が出ている事を知り、早速購入しました。

帯にもあるように、横溝シリーズの表紙絵は、全てこの画集の中に収まっていて、大満足しました。(ちょっとお高いけど…)

ところがところが、人間と言うのは欲深いもので(いや、欲深いのは僕ですが…)、次に何を考えたかと言うと、やっぱりオリジナルの本を、何とか手にしたい、そう欲したのです。

しばらく歳月が過ぎた日、なんと、ジュンク堂書店が、オリジナルの表紙で、横溝正史シリーズの文庫を再販する事を知りました。

ただ、「獄門島」と「病院坂の首縊りの家 上・下」が中々手に入りませんでした。
やっと、ネットで「獄門島」の在庫は見つかりましたが、「病院坂…」の在庫がありません。
なので、「本陣殺人事件」と、映画化になった「金田一耕助の冒険」(←本と映画の内容は全く関係無いけど…)を発注、近日中には入手出来ます。

余談ですが、東映で映画化された、『悪魔がきたりて笛を吹く』の原作も持っていますが、これが実に惜しい!

これは平成8年に出版された文庫本。
オリジナル・イラストの面積が小さい……。

これは、文庫じゃなくてハードカバー、1980年の初版本の「悪霊島」、これも角川と大映が映画化した作品。
これは中古で買いました。(¥95)!

この本は、文庫では上・下巻に分かれていました。

『犬神家の一族』
『悪魔の手毬唄』
『獄門島』
『女王蜂』
『本陣殺人事件』
『悪霊島』
『金田一耕助の冒険』
と、映画化された原作で、オリジナル・イラストは手にする事になりました。
残るは『病院坂の首縊りの家 上・下』、これも何とかしたいものです。

ああ、今日も夜が更けていく……。

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