今日は、「SFが読みたい!2024年版」の、国内ベスト1に選ばれた本の話。
なので、知りたく無い人は、読まないようにして下さいね。
どーも、ロッカリアです。
僕は、映画にしろ、小説にしろ、ミステリーとSFが好きで、あえて言うなら、音楽もSF感があるジャンル、プログレが好きです。
そのルーツは、おそらく昔観たNHKの「少年ドラマ・シリーズ」に端を発し、眉村卓、光瀬龍、小松左京、星新一、筒井康隆等々の、昭和を代表するSF作家の本を、読み漁った事に起因していると思われます。
ま、そんな個人的な事情は置いといて、毎年欠かさずと言って良いほど買っている本があります。
「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」そして本日紹介する「SFが読みたい!」
この3冊を毎年買っている人は、結構いるんじゃ無いでしょうか?(値段もお手頃だし、読書ガイドとして、重宝しますもんね)
ただ、今回は少しビックリした出来事がありました。
本屋さんで、何気に物色していると、面白そうで、何となく、昔、慣れ親しんだ、ジュブナイルを連想させるような物語の文庫を発見。
買って読もうと、カゴに入れ、その後、あれこれ買いたかった本を、これまたカゴに入れ、最後に、本屋に来た目的、「SFが読みたい!2024年版」を手に取りました。
その場ですぐに中を確認(みんなそうするよね?)、国内のベスト10と海外のベスト10をチェック。
すると、なんと、さっき面白そうだと手にした文庫が、国内編の第一位になっているではありませんか!
結構、良い感しているなぁと、我ながら感心してしました。
その本がコレです↓
どんな物語かと言うと…
▶︎▶︎▶︎ 高校生の夏紀とトシオ(飛び級で大学生)は、それぞれ幼い頃に、茨城県土浦市の公園で、グラーフ・ツェッペリンを見た記憶があり、夏紀は、その時一緒にいた少年がトシオで、そのトシオも、夏紀がいた事を覚えていた。
ところが、夏紀の住む世界は、宇宙開発が進んでいるが、インターネットが実用されたばかりの現代。
一方トシオの世界は、宇宙開発は遅れているが、量子コンピューターの運用が実用化されている世界だ。
この、少しづつズレた世界を行ったり来たりしながら、時空を超えた出会いはあるのか?
そのキーポイントとなるのが、二人が幼い頃に見た飛行船で……。
解説では、青春SFの傑作とある。
まだ読了していないので(まだ読んで無いんか〜い)、ゆっくりと楽しみたいと思ってます。
「SFが読みたい!」では、一位に選ばれた、高野史緒さんへのロング・インタビューもあり、内容は充実しています。
作家の高野史緒さんとの出会い(本との出会いね)は「赤い星」でした。
一見、花魁の時代劇? と思ってしまう表紙のイラストだが、実はこちらもSFです。
帝政ロシアの支配下にある江戸時代。
コンピューターが存在するこの時代に、ハッカーのおきみは、ある依頼から、情報を収集していると、ロシア皇帝暗殺に関する、不思議な事件に巻き込まれて行き……、と言う、何ともぶっ飛んだ設定が面白かった。
SFって、本当に発想が自由で、自分の好みにピタッとハマると、映画でも本でも、その作品が大好きになります。
もちろん、それはミステリーにも言える事ですが、楽しい事は、たくさんある方が素敵じゃないですか。
最近は、結構ハードSFが主流のようですが、僕は、現実に根ざしたSFが好物。
日常生活の隙間に、不思議な出来事が入り込み、日常が異常な方向へと進んで行く……。
そんな物語を、これからも探してい行こうかな。
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ああ、今日も夜が更けて行く……。
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SFが読みたい!2024年版
グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船 (ハヤカワ文庫JA)
赤い星(ハヤカワSFシリーズ)
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